2013年5月12日日曜日

自分を怠け者だと思う姿勢 Vol 1

横綱効果

5月12日に大相撲夏場所が始まる。今回は宮城野部屋、伊勢が浜部屋から
新入幕力士が誕生し、期待が高まっている。
宮城野部屋には白鵬、伊勢が浜部屋には日馬富士とそれぞれ横綱がいる。
これを称して「横綱効果」という表現を使った新聞があった。

強い力士がいれば、稽古は必然的に厳しくなる。さすれば、そこに所属する
力士も厳しい環境で鍛えられるため、強くなる確率は俄然上昇する。

これは、彼のイチロー選手が、マリナーズからヤンキースへ移籍する際に、
いみじくも語った移籍の理由、優勝争いをする緊張感、大スターばかりいる
チームの雰囲気の中でゲームに臨みたい。とまさに合致する。

人は、元来怠け者だと私は思っている。この私などはその最たるものだと
自負している。

だからこそ、環境は重要なのである。イチローは長い間優勝に絡む経験から
遠ざかった。しかし、彼は偉大であり希代の名選手であるため、気力、体力
をコントロールできる。
であるから、優勝から遠ざかったマリナーズという環境でも活躍できた。

しかし、イチローとて人間。老いは避けられない。その時に彼が選んだのが、
厳しい環境に身を置くという選択、つまり「横綱効果」だったのだ。

組織を活性化するためのヒントは、組織という環境そのものを見直すことで
ぬるま湯から、全員が挑戦することを奨励する雰囲気に変えることだ。
そのために出来ることは何か?を考え抜くことである。



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